ハンマーと本と天秤

相続税法

平成27年の相続税の改正

平成27年に相続税法について大幅な改正が行われました。特に注目したいのは基礎控除額の減額です。今までは、5000万円と1000万円に相続人の数を乗じた金額の合計額でした。しかし、平成27年からは5000万円は3000万円に、1000万円は600万円に減額されました。それまでに比べると40%も減額され、思い切った改正となりました。ただ、そもそも基礎控除額の金額は非常に大きいものでした。これのみによって相続税が発生しないことも珍しくありませんでした。そのため、遺産を取得した場合に相続税を納付することになる人の割合は、数%ととても低いものでした。国に大きな借金がある以上、これからも増税の方に向かっていくことが予測されます。

改正により求められる意識の変革

増税というイメージが強い今回の改正ですが、減税も行われています。例えば、居住用住宅の宅地についての減額制度です。それまでは240平方メートルまでの適用でした。ですが、今回の改正により330平方メートルまで適用できるようになした。他にも、住宅購入資金や教育資金の贈与について非課税制度が作られたりしています。相続税について大事なのは、こういった減額制度を見逃さないことです。自分が適用を受けられる制度はないか、お得な制度はないかと、注意しておくようにしましょう。そうすれば、相続税が課税される確率を下げることができます。今回の改正は、相続税を身近な税金に変えるチャンスです。意識を高めて、しっかり対策を講じるようにしましょう。